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在宅介護中の防災|高齢者と一緒に避難するために考えておきたいこと

在宅介護中の防災|高齢者と一緒に避難するために考えておきたいこと

うちの家は、窓を開けたら海なの。海が見える暮らしにとても魅力を感じて引っ越したけど、なんしか風が強いねん。

最近は少しマシになったけど、冬になるとテレビの音が聞こえにくいほどの強風が、3日ほど続くこともある。一本内側の道へ出ると「今日はちょっと風が強いね」くらいなのに、海沿いのうちの家だけ台風みたいになってる😅

そんなこともあり、介護の仕事をしていた時から、防災や避難について考えることがありました。

この記事は、うち調べの在宅介護中の防災まとめです。高齢の家族や介助が必要な人と一緒に避難するために、どんな準備が必要なのか見ていってね。

この記事で分かること

この記事では、在宅介護中の家庭で、一緒に避難するために準備しておきたいことを書いています。

防災用品をそろえるだけではなく、「災害が起きたら、こんなことで困るんじゃないかな?」と実際の生活を想像しながら調べました。高齢者と避難する時の持ち物や考え方、支援制度なども参考にしてね。

在宅介護の防災は、普通の備えだけでは足りない

まず、うちが「これが無かったら地味に困るな」と思った物。

  • 髪の毛がくせ毛なので、ヘアバンドと髪ゴムは外されへん。いつも手首には時計ではなく髪ゴムをつけてます
  • ぽっちゃり体形のうちは、支給される服の標準サイズでは入らん可能性がある。特にズボンは外せん
  • 汗かきなので、避難所で汗やにおいが気になりそう。制汗剤や体を拭ける物も欲しい

ハッキリ言って、命を守るための最優先品ではないと思う。

だけど、高齢者や介護・介助が必要な人には、体の状態や生活習慣によって「これが無いと困る」という物があるよね。この記事を読んで、自分の家族に必要な物を考えるヒントにしてな。

まず確認しておきたい一般的な準備

在宅介護の防災準備で確認したい薬・トイレ・電源・水・連絡先の5項目
確認するもの見るポイント
何日分あるか。お薬手帳や薬のメモはあるか
トイレ紙パンツ、尿取りパッド、防臭袋はあるか
電源スマホや補聴器の予備電池、モバイルバッテリーは使えるか
飲む水、薬を飲む水、とろみをつける水はあるか
連絡先家族、ケアマネ、主治医、近所の人を書いた紙があるか

医療機器を使っている人は、普通のモバイルバッテリーでは対応できない場合もあるよ。平常時に主治医や機器の業者へ、停電した時の対応や連絡先を確認しておきたいね。

高齢者や介助が必要な人に追加したい物

在宅介護の防災持ち物リストを薬・トイレ用品・生活用品・食事に分けて整理した図

次に、高齢者や介助が必要な人が困りそうな物を載せてみるね。

  • 食べやすい非常食
  • お薬手帳のコピー
  • いつもの薬のメモ
  • 紙パンツ
  • 尿取りパッド
  • 防臭袋
  • おしりふき
  • 介護食
  • とろみ剤
  • 吸い飲み
  • 使い慣れたスプーン
  • メガネ
  • 補聴器の予備電池
  • 入れ歯ケース
  • モバイルバッテリー
  • 家族の連絡先メモ
  • ケアマネや主治医の連絡先
  • 身元確認カード
  • 本人の顔写真

準備し忘れた物はないかしら?

状態によって必要な物は違うと思うけど、参考にしてな。印刷して確認できるPDFも作ったので、良かったら使ってね。
印刷して使える防災持ち物チェックPDF

おしりを拭く物も忘れずに

災害時のトイレ記事にも書いているんやけど、水が使えない時に乾いた布や硬い紙でゴシゴシ拭くと、皮膚が荒れることがあるよ。

一度荒れると、治るまで時間がかかる人も見てきました。おしりふきはなるべく柔らかい物を選び、洗い流し不要のおしり洗浄液なども準備しておくと安心やね。
災害時のトイレと介護について見る

準備したら点検も大事

防災用品は、一度そろえたら終了ではないよね。そっと押し入れの奥へ入れて、数年後に発掘する宝探し大会にしたらアカン(笑)

  • 飲料や食品の賞味期限・消費期限を確認する
  • モバイルバッテリーが充電できているか確認する
  • 補聴器やライトに使う乾電池を確認する
  • 薬や介護用品の内容が今の状態に合っているか見直す
  • 食器やスプーンは、本人が使い慣れた物や同じ形の物を準備する

うちも調べてみたら、賞味期限ギリギリの物が出てきました。モバイルバッテリーも定期的に確認しないと、使いたい時に充電が空っぽということがあるよね。

生理用品についても考えてみた

これは高齢者の話ではないけど、プチ情報😊

生理のある方。災害時の生理用品、気になりませんか?うちは量がめっちゃ多かったので、いつもと違う環境で生理になったらどうするんやろうと考えました。娘も困るやろうなと思ったんです。

少しでも安心できるように、布ナプキンを10枚ほど準備しました。水が出れば洗えるけど、断水したら洗えないかもしれない。だから布ナプキンだけではなく、普段使っている使い捨ての生理用ナプキンも必要やね。

再利用できる月経カップや、使い捨て・再利用できる種類がある月経ディスクなどもあります。ただし、メリットや注意点があり、災害時に初めて使うのは大変かもしれないよ。

興味がある人は、普段から自分に合う物を調べて試してみてね。参考として載せておきますね。

うちの疑問も聞いて

うちがどうしても悩んでいるのが、カセットボンベの保管場所。

カセットボンベは、火気や直射日光、高温になる場所を避けて保管する必要があるよね。車の中は暑くなるので置けない。カセットコンロ本体は車に載せているけど、ボンベは入れていません。

今は家族のリュックに1本ずつくらい入れているけど、場所も取るし、リュック自体を暑い場所に置いたらアカン。強い衝撃も気になります。

家で避難生活ができる場合は問題ないけど、避難する時にコンロまで持って行けるかは分からん。皆さんは、どこに準備してるのかしら……。

これは、うちもまだ考え中やねん😅

認知症の家族がいる時の避難所生活

認知症の家族がいるときに用意したい身元確認カードや顔写真の防災チェック
本人の写真だけではなく、家族と写っている写真をお勧めするよ😊

認知症の家族と避難する場合、いつもと違う環境で不安が強くなるかもしれない。使い慣れた毛布やタオル、小物などを持って行くと、少し安心できることもあるよね。

避難所では、こんなことで困るかもしれません。

  • 耳が聞こえにくい
  • 家に帰りたがる
  • 落ち着かず歩き回る
  • 家族とはぐれてしまう
  • 薬の内容を説明できない

まずは避難所の受付や支援する人へ、本人の状態を伝えておくことが大事。

「名前」「家族と一緒に写っている写真」「薬の情報」「耳が聞こえにくい」「認知症がある」「家族の電話番号」などを書いたメモも準備しておきたいよね。

ただし、病気や電話番号などの個人情報を外から丸見えにするのは心配です。折りたたんだカードやケース等の中へ入れ、本人だけではなく家族も控えを持っておくと安心やね。

日中に一人でいる高齢者について

特に心配なのが、ひとり暮らしの親や、日中に一人になる高齢者。

高齢の家族と避難するときの声かけと避難支援を確認する在宅介護の防災図解
  • 家族が仕事で不在
  • 足腰が弱く、避難に時間がかかる
  • 認知症があり、一人では判断しにくい
  • 電話や避難情報に気づきにくい

こういう場合は、自治体の支援制度も確認しておきたいよね。

自治体には、災害時に自力で避難することが難しい人を支援する仕組みがあります。「避難行動要支援者名簿」や「個別避難計画」という言葉を見たことがある人もいるかもしれません。

名前だけ見ると、いきなり役所の書類がドーンと出てきた感じがするよね。
ざっくり言うと、災害時に支援が必要な人を地域で把握し、「誰が声をかけるのか」「どこへ避難するのか」などを考えておく仕組みです。
対象になる人や支援の内容は、自治体によって違います。気になる人は、市区町村の防災担当や福祉担当へ聞いてみてね。

問い合わせる時は、こんな感じで大丈夫。

「高齢の家族がいて、災害時の避難が不安です。避難行動要支援者名簿や個別避難計画の対象になるか知りたいです」

この一文があると、問い合わせしやすいよ。

ケアマネさんがいる場合は、ケアマネさんにも相談しておくと安心。家族だけで抱え込まんで大丈夫やで。こういう話は、災害が起きていない時に少しずつ出しておく方が動きやすいです。

避難支援や保険、医療まわりの確認は、災害前にやっておきたい手続きの記事にもまとめています。
災害前にやっておきたい手続き

福祉避難所は「行けば必ず入れる場所」とは限らない

福祉避難所という言葉を聞くと、「介護が必要なら、そこへ行けばいいんや」と思うよね。でも、ここは少し注意。

福祉避難所は、高齢者や障害のある人など、一般の避難所で過ごすことが難しい人のために用意される避難所です。

ただし、介護が必要な人なら誰でも自由に入れるとは限りません。誰が対象になるのか、直接避難できるのか、いつ開設されるのかは、自治体や施設によって違います。

一般の避難所へ行ってから福祉避難所へ移る場合もあれば、事前に対象者を決めて直接避難する地域もあるよ。災害が起きてから慌てないように、自治体のサイトや窓口で確認しておきたいね。

「高齢者等避難」が出たら早めに動く

避難情報でよく聞くのが、「警戒レベル3 高齢者等避難」。

これは、高齢者や障害のある人、避難に時間がかかる人などが、危険な場所から避難を始めるタイミングです。

「まだ周りの人は避難してないし、大丈夫かな」と思いがちやけど、高齢の家族がいる場合は早めに動くことが大事。

  • 杖や歩行器、車いすを準備する
  • トイレを済ませる
  • 薬を確認する
  • 着替えをする
  • 戸締まりをする
  • 防災袋を持つ
  • 本人を車や避難場所まで移動する

普段から準備していても、かなり時間がかかりそうやね😰

だから、警戒レベル3が出る前から、避難先や持ち物を決めておくと少しラクになります。

ただし、安全な場所にいる人は、無理に避難所へ行く必要がない場合もあります。

避難は「避難所へ行くこと」だけではなく、「危ない場所から離れること」。ただ、家の上の階で安全を確保できるかどうかは、災害の種類や家の場所によって違います。

津波や土砂災害など、家から離れて避難した方がいい場合もあるよ。ハザードマップを見ながら、親戚の家、近くの安全な建物、指定された避難場所など、その人に合う避難先を考えておきたいよね。

今日できる小さな準備

防災は、やることが多く見えるよね。うち的には考えると嫌になっちゃう😅
見えた瞬間、そっと画面を閉じたくなるよね。でも、今日できることは小さくて大丈夫。

  • お薬手帳をスマホで撮る
  • 家族の連絡先を紙に書く
  • 紙パンツを数枚だけ防災袋へ入れる
  • モバイルバッテリーを充電する
  • 避難所までの道を地図で見る
  • 自治体サイトで福祉避難所を検索する
  • ケアマネさんに防災の話を一度出してみる

これだけでも前進だよ。

防災は、完璧を目指すとしんどいよね。でも、1つ足すだけならできる日がある。今日は薬のメモだけ。明日は紙パンツだけ。それで十分やと思う。

スマホの充電方法も準備しておきたい

うちは、スマホなしでの生活を何年もしたことがありません。災害時に連絡がつかなくなるのは、ほんまに心配。

スマホ用のモバイルバッテリーは必要やね。ただし、定期的に充電しておかないと、使いたい時に空っぽになっていることがあります。

乾電池式のスマホ充電器は、本体を事前に充電しなくても使えるのが利点。ただし、乾電池の備蓄が必要で、充電できる量や速さは製品によって違います。

モバイルバッテリーと乾電池式の充電器を、予備として両方準備しておくのも一つの方法やね。
▶乾電池式のモバイルバッテリーを見てみる
▶防災にも普段使いにも使えるモバイルバッテリーを見る

まとめ

認知症の家族がいる場合は、本人の状態を伝えるメモや顔写真、本人が落ち着ける小物も大事です。

避難行動要支援者名簿や個別避難計画、福祉避難所などの仕組みは、地域によって違います。元気な日、落ち着いている日に、自治体やケアマネさんへ少し聞いておこう。

災害の準備は、気合いで一気にやる物ではないと思う。災害が起きた時に困りそうなことを、いろいろ想像しながら少しずつ備えるのが防災やと思います。

うちも、もう一度防災の準備を見直してみるね。

 水・食料・トイレ用品の量で迷う時は、防災備蓄カウンターで家族分の目安を計算できるよ。
防災備蓄カウンターはこちらから

スマホ用のモバイルバッテリーがない人は、普段も使える物を1台決めておくと管理しやすいよ。

介護と防災のくらし備えまとめ
介護と防災のくらし備えまとめ
介護と防災の備えを、迷わず見られる入口にまとめたよ。在宅介護 防災、トイレ支援、記録、手続き記事へつなぐページやよ。

参考にした公式情報

・内閣府 防災情報のページ
避難行動要支援者の避難行動支援に関する取組指針の改定(令和3年5月)
・内閣府 防災情報のページ
福祉避難所の確保・運営ガイドラインの改定(令和3年5月)
・内閣府 防災情報のページ
避難所の生活環境対策
・気象庁
防災気象情報と警戒レベルとの対応について

※本記事は2025年6月時点で確認した情報をもとにしています。

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