在宅介護のトイレって、調べ始めると、手すり、服、ポータブルトイレ、おむつと、話が四方八方へ飛んでいくんよね。今回も少し飛んでいくかもしれん。でも、こんな方法もあると知っておけば、いざという時の選択肢になるかもしれない。
そう思って書いてるよ。介護の仕事をしてるうちでも、知らん物があったからね。
一般的なトイレ介助の手順は、すでに介護をしている人なら知っている部分も多いと思うので省くね。在宅介護の記事やけど、うちが施設で介助してきた経験も交えながら書いていくよ。
この記事では、トイレまでの環境、服の上げ下ろし、介護用品を中心に考えてみた。後半では、おむつ交換を学び直したい人が相談できそうな場所も紹介するよ。
災害で水が使えない時のトイレは、別の記事で詳しくまとめているよ。
▶寝たきりの人や認知症のある人・避難時トイレのまとめを見る
できる動作は全部取り上げなくていい
トイレ介助は、全部手伝うか、おむつにするかの二択ではないんよ。
トイレまでは歩けるけど、服だけ下ろせない人もいる。尿意を伝えられて、便座に座る所だけ助けてほしい人もいるよね。
本人ができる部分は残して、難しい所だけ手伝う。まずはそこを大事にしたいと思ってる。
うちが思う、トイレまでに大事な3つ
夜の明かり
トイレまで歩ける場合でも、夜は暗くて危ないよね。
うちの家にも5個付けてる人感センサーライトは、前を通るだけで明かりがつく。暗い中でスイッチを探さなくていいから、足元の助けにはなるよ。
ただ、人感センサーライトがあるだけで安心とは言い切れへん。電池が切れることもあるし、ライトが照らさない場所もあるからね。
ベッドからトイレまで、明かりが途切れる場所へ置きやすいライトを選んでね。購入前に、点灯時間、感知する範囲、電池式か充電式かを確認すると選びやすいよ。
トイレまでの導線
これが一番大事かもしれん。
トイレまでの通路に物が置いてある。家具や荷物が少し飛び出している。これは夜だけでなく、昼間でも危ないよね。
うちも家の中でよくつまずくもん。書きながら、うちの家も導線を見直さなあかんと思ってる😅
高齢者は、一度の転倒が骨折や入院につながることもある。
本人が歩く速さと目線で、寝室からトイレまで一度確認してみてね。
立ち座りを助ける手すり
そして、手すりも大事だよね。
便座へゆっくり座ってもらおうと、最後まで体だけで支えていたら、うちまでバランスを崩して、トイレの隙間へ吸い込まれそうになったことが何回かある。
うちの介助が下手やったんかもしれんけど、トイレは狭いから介助する側も足場を取りにくいんよね😅
手すりは、付ければ何でも使いやすいわけではないよ。本人が立つ向きや、手を伸ばせる位置を見て、ケアマネジャーや福祉用具の担当者にも相談してね。
トイレでの服の上げ下ろしも大仕事
トイレ介助をしていた時の、うちの感想やけどね。
少しゆとりがあり、きつすぎず、ずり落ちないパンツが介助しやすかった。立つのが不安定な人は、体を支えながら服も上げ下ろしすることになる。
片手で支えて、もう片方でズボンを上げる。これ、文章で書くよりかなり大仕事やねん。介助される側も、締めつけが少なくて上げ下ろししやすい服の方が、楽やったんちゃうかなと思う。
立ったままでは危ない場合もあるので、無理に続けず、座ったままできる方法や服も考えてみてね。
ベッド上の着替えには全開タイプもある
ベッド上での着替えやおむつ交換には、脇や足元まで開く全開タイプのパジャマもあるよ。拘縮があったり、腕や足に痛みがあったりすると、服の脱ぎ着が大変になるよね。うちも、なかなか服が通らず、無理に着せてしまったことがある。
早く着替えを終わらせて、ゆっくり休ませてあげたい。そんな気持ちが先に立ってしもうたんよ。
でも今思えば、体を服に合わせるんじゃなくて、服の方を本人の体に合わせる方法もあったんやね。
腕が痛くて上がらない人。膝のサポーターが分厚くて、ズボンを上げづらい人。全部脱がなくても着替えられる服なら、無理に腕や足を動かす回数を減らせることがあるよ。
ただし、全開タイプが全員に合うとは限らへん。自分で着替えられる人には、普通の前開きや面ファスナーの服が使いやすい場合もあるよ。

上着とパンツで開閉位置が違うため、購入前に商品説明図も確認してね。
防水シートの巻きスカート型
おむつをしていても、水様便や尿量が多い時は漏れることがあるよね。
防水シーツなどで対応している家も多いと思う。でも、どうしても不安な夜には、防水シートを巻きスカートのように使う商品もあるよ。
ただ、これを巻けば絶対に漏れないわけではない。漏れが続く時は、おむつのサイズ、当て方、パッドの位置や交換時間も見直したいところやね。
看護師の娘とも話すんやけど、うちだったら、少しでも服やシーツの汚れを減らせるなら試してみたい。
自分が動けなくなった時を想像すると、漏れるたびに服もシーツも全部交換になるのは、体もしんどいと思うんよ。
商品によって素材や通気性が違うので、暑さや肌の状態も確認してね。こんな物もあるんやと気になった人は、のぞいてみてな。
尿意を感じられる力を大切にしたい
ポータブルトイレを使っている人の中には、尿意や便意を感じ、自分から排泄を伝えられる人もいるよ。
家のトイレまで歩けないんやけど、ベッド横なら座れる。
そんな時に使えるのが、ポータブルトイレやね。
トイレまで間に合わないからといって、すぐに「もうおむつでいい」と決める必要はないで。
- 尿意を伝える。
- ベッドから起きる。
- 衣類を下ろす。
- 便座に座って排泄する。
残っている動作を続けることは、自信や体を動かす機会を守ることにもつながる。厚生労働省の教材でも、尿意や便意を伝えられる人には、できるだけ本人に合った排泄方法を選ぶことが大切だって言われてるよ。
ただし、尿意を感じにくい人や、座る姿勢を保てない人もいるよね。
無理にポータブルトイレへ移すんじゃなく、安全と本人の希望を見ながら、ケアマネジャーやリハビリ職とも相談してね😊
ポータブルトイレにもいろいろある
ポータブルトイレと聞くと、便座の下にバケツがある物を思い浮かべるよね。
ところが調べてみたら、水で流す物や袋で密封する物まであった。トイレ界も知らん間に進化してるやん😊
| 種類 | 排泄後の仕組み | 主な注意点 |
|---|---|---|
| バケツ式 | バケツにためる | 洗浄と処理が必要 |
| タンク式水洗 | 水で下部タンクへ流す | タンクを運んで処理する |
| 自動ラップ式 | 袋で密封する | 専用フィルムが必要 |
| 排水接続式 | 排水管へ流す | 給排水工事と電源が必要 |

※各メーカーの公式情報を参考に、仕組みを簡略化して作成したイメージです。
自動排泄記事が気になる方はこちらの記事も合わせて読んでな~
▶自動排泄支援機器と介護保険|介護グッズの選択肢
水洗式でもタンクの処理が必要な物がある
通販で見かける水洗式ポータブルトイレには、便器を水で洗い、汚物を下のタンクへためるタイプがあるよ。
水で流れるので、便器の汚れを減らしやすいのが特徴やね。
ただし、家の排水管へ流れるわけではないんよ。
たまったタンクは外して、家のトイレなどへ運んで処理する必要がある。本体価格だけでなく、タンクが満タンになった時に運べる重さかも確認してね。
排泄物を袋で密封する自動ラップ式
自動ラップ式は、排泄物を専用フィルムで包み、袋ごと密封するポータブルトイレやで。バケツを毎回洗う必要がなくて、臭いや後始末の負担を減らしやすい。
アロン化成の「FX-30自動ラップ・らくゾウくん」は、自動で排泄物をフィルムに密封する製品。公式ページでは、介護保険の購入対象品として案内されているよ。
ただし、専用フィルムなどの消耗品が必要。その辺も考えなあかんなぁ💴💦
フィルム切れや停電時に備えて、通常のバケツも付属しているよ。アロン化成さん、かゆい所に手が届く😊
自動ラップの動きを動画で確認
文章だけでは、袋がどう動くのか分かりにくいよね。メーカー公式動画を見ると、排泄後の処理やフィルムの交換方法が確認しやすいよ。
※メーカー公式の製品紹介動画です。購入時は、動画と商品ページの型番が同じか確認してね。
通販で買う前に介護保険を確認する
ポータブルトイレは、介護保険の特定福祉用具販売を利用できる場合があるよ。同じ年度内の購入上限は10万円。所得に応じて、利用者は1割から3割を負担する仕組みやね。
ただし、介護保険を使う場合は、指定を受けた福祉用具販売事業者から買う必要がある。
Amazonなどで先に普通に購入すると、介護保険の対象にならない場合があるよ。購入前にケアマネジャーや福祉用具専門相談員へ相談してね。
バケツを運ばない水洗式のチョイレット
さらに驚いたのが、介護用水洗式ポータブルトイレの「チョイレット」だよ。
うちはこれが特に気になった。
これは汚物をタンクへためるんではなくて、電動ポンプを使って排水管へ流す仕組み。株式会社AMUさん独自の機能で、足や手等でボタンを踏んだら流れるようになってる。めっちゃいいやん。
ベッドの近くに設置しても、排泄後のバケツを運ばずに済むのが大きな特徴やね。
公式情報では、水平で約30メートル先まで排水でき、戸建ての2階や3階、マンションでの設置実績も案内されているよ。
ただし、給水管と排水管への接続工事が必要やで。
工事費は配管の状態によるけど、公式では約10万から20万円が目安とされている。停電や断水時には使用できないよ。
チョイレットは介護保険の福祉用具購入対象として案内されている。ただし、工事代まで介護保険の対象になるとは限らないので、購入前に自治体やケアマネジャーへの確認が必要やで。
チョイレットの仕組みを動画で見る
※動画は株式会社アム様より引用 排水管への接続が必要な製品です。家の間取りや配管によって設置条件が変わるため、先に福祉用具店や工事業者へ相談してね。
自動ラップ式とチョイレットは、本体だけで決められる商品ではないんよ。体の状態、介護保険、設置場所、停電時の対応まで含めて選ぶ必要がある。そのため、この記事では通販商品として売らず、選択肢の一つとして紹介しているよ。
介護福祉士でも苦手な介助はある
ウチは介護福祉士として働いてきたけど、テープ式おむつの交換がほとんどない現場が長かったんよ、ちょっとはやってたけど、さすがに久しぶりすぎて不安になって、娘に寝てもらって練習した( ´∀` )
おむつを体の真ん中に合わせる。
テープを左右同じ位置で留める。
娘を右へ向け、左へ向け。(位置が決まらん💦)とはいえ娘も、毎日ずっと母親のおむつ練習台にはなってくれへん(笑)
実際の夜勤では交換がうまくできず、入居者さんを不快にさせてしまった。強く怒られてしまい、かなり落ち込んだよ。その職場は、泣きながら辞めてもうた。

一応、介護福祉士なんやけどね。
自分でも「なんちゃって介護福祉士やん」と情けなくなった。でも、資格を取ったからといって、すべての介護技術が自動で解放されるわけやない。経験の少ない介助は、もう一度練習したり、学び直したりしていいと思う。そこで、おむつ交換や排泄ケアを相談できる場所がないか探し始めたんよ。
おむつにも検定があるって知ってた?
おむつのことを調べてたら、突然「e-おむつ検定」という言葉が出てきた。
ウチは一度も聞いたことがなくて、「おむつに検定あるん?誰が受けるん?」と、画面を二度見したよ。おむつ界、ウチが思ってたより奥が深かった(笑)
e-おむつ検定では、おむつの種類や仕組み、組み合わせ方、漏れや皮膚トラブルなどをオンラインで学べるよ。
なんとなくパッドを重ねたらええんちゃう?では済まんのよね。良かれと思ってやったことが、漏れや蒸れの原因になる場合もある。おむつ、なかなかのクセ者やで。
問題は全部で25問。試験時間は60分で、20問以上正解すると合格になるんだって。受検料は、現在税込1,500円と案内されてる。値段や内容は変わるかもしれんから、申し込む前に公式ページを確認してね。公式ページの研修写真を見たら、ウチが想像してたより人がいっぱいおった。
「みんな、こんな真剣におむつと向き合ってるんや」と、ちょっと驚いたよ。ウチの脳内では数人が静かに学んでる予定やったのに、思ってたよりおむつ熱がすごかった(笑)
排泄の話って、普段はなかなか人に言いにくいよね。でも、本人の体調や肌、毎日の暮らしに直結する大事なことなんよ。
ウチも介護の仕事をしてたけど、知らんことはまだまだある。おむつ交換で泣いた女、ここでまさかの再勉強開始かもしれへん😅
▶e-おむつ検定の内容を確認する
おむつフィッターは排泄全体を見る人
「おむつフィッター」という名前も、最初はちょっと不思議やった。
おむつ界のソムリエみたいな名前やけど、実際にはおむつだけを見る人ではないよ。
むつき庵によると、おむつフィッターは排泄用具だけじゃなく、医療、住環境、食事など、幅広い視点から排泄の困りごとへ助言する人とされてる。
研修は3級、2級、1級に分かれているんだって。
おむつの当て方だけでなく、どうすれば本人が快適に暮らせるかを考える研修なんやね。▶おむつフィッター研修について見る
排泄ケアを相談できるミニむつき庵
「むつき庵のような相談窓口を、各地域にも作りたい」という考えから生まれたのが、ミニむつき庵だよ。地域に根ざして、排泄の相談、用品販売、情報提供などを行っている。
排泄の相談は、おむつフィッターが担当。
現在は全国20か所で活動していると案内されているよ。介護用品店の中や施設内など、形は地域によって違う。だから近くにあったんやね。
兵庫県には神戸ゆうほうがある
兵庫県神戸市西区には、ミニむつき庵 神戸ゆうほうがあるよ。福祉用具やおむつの販売、講演や研修などをしているらしい。兵庫県在住なのでここを最初に知ったんよね😊
不定期の要予約制なので、先に電話で予約が必要やで。ウチはおむつ交換を練習できる場所を探して、ここへたどり着いた。
ただし、公式ページには「個人がおむつ交換を練習できる」とまでは書かれてない。練習や実技相談を希望する場合は、予約する時に直接確認してね。
臭い対策は本人の気持ちも守る
排泄後の臭いを気にして、「ごめんね」と謝る人もいるよ。換気や防臭袋を使うことは、部屋を快適にするためだけではない。本人が必要以上に申し訳なく感じずに済む。それも尊厳を守る介助の一つやと思う。臭い対策は、まず換気と密閉から始めよう。
使用済みのおむつやパッドは、防臭袋へ入れて口をしっかり閉じる。
消臭剤や香り付きの商品を使う場合は、本人が香りを嫌がらないか確認してね。強い香りで隠そうとすると、気分が悪くなることもあるよ。
介護用品は手抜きではなく負担を分ける道具
人感センサーや介護パジャマは、介助者だけをラクにする商品ではないよ。暗い場所で待つ不安。何度も体を動かされる痛み。服を強く引っ張られる負担。肌を出している恥ずかしさ。
小さな道具でも、こうした体と心の負担を減らせることがあるよね。
介護用品を使ってラクをすることは、手を抜くことじゃないと思うよ。
介助する人と、介助される人。
二人分の負担を少しずつ減らし、在宅生活を続けるための工夫やね。

まとめ|尿意と残っている力を守るトイレ支援を
在宅介護のトイレ対策は、介助者の負担を減らすだけではないよ。
- 尿意を伝える。
- 自分で体を起こす。
- 服を下ろす。
- 便座へ座る。
本人に残っている動作を見つけて、難しい部分だけ道具や介助で補うことが大切やと思うねん。夜間は人感センサーで足元を照らす。衣類の着脱が難しい場合は、介護パジャマを使う。
トイレまで歩けない場合は、ポータブルトイレも選択肢になる。後処理が難しい家庭には、自動ラップ式や排水接続式という方法まであるよ。
全部を一度に整えなくても大丈夫。
今、一番困っている動作から、一つずつ見直していこう。
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介護者に必要な物、備えも確認してね。
▶在宅避難全体を考えて備えておくとさらに安心です。
参考・出典
バケツ式
https://anju.aronkasei.co.jp/products/533597/
タンク式水洗
https://ps.carmate.co.jp/c/car/ppq345
自動ラップ式
https://anju.aronkasei.co.jp/products/533597-259/
排水接続式・チョイレット
https://www.am-co.co.jp/nursing/
※この記事は、2026年8月に公式情報を確認して整理し直しています。制度や自治体の配布状況は変わる場合があるため、利用前に最新情報を確認してね。
※本記事は2025年8月時点で確認した情報をもとにしています。




