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介護福祉士として13年。防災や終活にも関心あり。
在宅ワークを目指して、パソコン奮闘中の「さっちん」です!
AIナビゲーターのチャット先生と一緒に、
暮らしや手続きの“わかりにくい”を“わかる”に変えていきます。

「とらみてーるむ」は、スペイン語の 「tramitar(トラミール)」=手続きする という言葉をもとに作った名前です。
制度のことも、暮らしの中のやり方も、“人生の手続き”としてわかりやすくお届けしていきます

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介護職でも知らなかった!自動排泄支援機器と介護保険の関係|人が替える時代から機械が支える時代へ

このブログは「介護現場の尊厳を守るサイト」です。今回は、“排泄ケアの未来”を変えるかもしれない「自動排泄支援機器」について紹介します。

※免責とご注意

本記事は公式情報をもとに、執筆者の経験や調査を加えてまとめています。法制度・サービス・仕様などは変更される場合があります。必ず最新の公式情報をご確認ください。

💬 はじめに

介護の現場で働く私が驚いたのは、「自動排泄支援機器」という言葉でした。
ある日ふと、「どうして排泄だけ、人の手じゃないとダメなんだろう?」とチャット先生と話していたんです。
食事や移動はAIやセンサーでどんどん進化しているのに、排泄だけはずっと昔のまま。

🌙 夜の介護の現実

夜勤の時間帯、何度も起きてオムツ交換。
臭いや羞恥心、疲労、腰痛…。
どれも介護する側・される側の両方に負担がかかります。

とはいえ、誰かがやらなきゃいけない。
それでも「少しでも楽に」「ゆっくり寝てほしい」と願う。
その気持ち、きっと私だけじゃないはずです。

母もよく言っていました。

「ただ、ゆっくり寝たいのよ」

⚙️ 自動排泄支援機器ってどんなもの?

この機器は、オムツの代わりに装着し、排尿や排便をセンサーで感知すると自動で吸引・洗浄・乾燥まで行う仕組みです。
つまり、寝たままでも清潔に保てる“未来のトイレ”なんです。

トラの先生がホワイトボードで自動排泄支援機器のしくみを説明しているイラスト
💬 イメージ図です(トラ先生の解説)※概念図のため実物と異なります
チャット先生
チャット先生

ここからは、自動排泄支援機器の主なメーカーと機能について説明します。
それぞれの特徴を比較すると、仕組みや選び方が見えてきます。

🧾 主なメーカーと機能一覧(2025年版・税込価格付き)

メーカー名製品名対応排泄主な機能介護保険対応特徴
パラマウントベッド株式会社スカットクリーン尿尿センサーで自動吸引、脱臭機能、清潔設計○(福祉用具貸与対象・要介護2以上が目安)医療・介護施設でも導入実績多数。ベッド一体型モデルあり。💰 販売価格:約89,100円(税込)/レンタル料:約8,100円/月(出典:ycota.jp)
株式会社ライフ(LIFEDialet)ダイアレット尿・便センサー検知で自動吸引 → 温水洗浄 → 温風乾燥○(原則要介護4〜5)自動排泄処理のフルサポート型。家庭でも設置可能モデルあり。💰 参考価格:50万円以上(個別見積)(参考:ameblo.jp)
トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社DFree尿(検知のみ)膀胱内の尿量を超音波センサーで検知し、スマホに通知△(購入対象外、補助事業対象の自治体あり)“排泄のタイミングを予測するAI機器”。排泄自立支援に活用。💰 販売価格:約42,000円(税込)/法人プランあり(出典:dfree.biz)

💡補足

  • 介護保険対象は、厚生労働省「福祉用具貸与品目」に該当する場合に限ります。
     (要介護度や使用目的により異なるため、ケアマネージャーへの確認が必要)
  • DFreeは厳密には「自動処理」ではなく、「予知型排泄支援機器」。
     ただしAIとセンサーを組み合わせた最新技術として注目されています。
  • マインレット夢など旧モデルは、現在公式サイトでの情報提供が終了しています。
  • 価格は参考値(2025年10月時点)で、地域・販売店・レンタル事業者によって変動します。

こうした機器があることで、介護者の負担が軽くなり、利用者の尊厳も守れる。
まさに「理想の介護」に一歩近づく技術だと感じました。

AIロボットが介護ベッドで休むトラを見守るイラスト(自動排泄支援のイメージ)
💬 イメージ図です(AIロボットと介助トラ)※実際の製品構造とは異なります
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💴 おむつ代とどっちが高い?気になるコスト比較

実際に気になるのは「お金のこと」。
私も最初、「オムツ代より高いのでは?」と思っていました。
でも調べてみると、意外な結果に。

比較項目おむつ自動排泄支援機器(介護保険1割負担時)
月額目安約6,000〜12,000円約800〜1,000円
手間・時間毎日交換・夜間対応あり洗浄・乾燥まで自動
衛生面におい・かぶれのリスクあり自動脱臭・清潔に保てる
尊厳介助時に恥ずかしさを感じる自立・プライバシーを守れる

つまり、条件が合えばおむつ代よりも安くなるケースもあるんです。
もちろん、介護度や地域、製品によって費用は変わります。
けれど、「経済的にも優しい未来の選択肢」として十分価値があると感じました。

🧓 介護保険で使えるってホント?

厚生労働省では「自動排泄処理装置」として正式に定義されており、
介護保険の福祉用具貸与の対象に含まれています。

ただし、条件があります。

  • 原則として要介護4〜5が対象。
  • 軽度の場合は例外申請が必要。
  • ケアマネージャー経由で自治体に確認するのが確実です。

この制度を知らないだけで、使えるはずの機器を使えていない人が多いのかもしれません。
“知らない”ことこそ、いちばんの壁です。

🤖 機械と人の共存

とはいえ、「機械まかせで本当に大丈夫?」という不安もありますよね。
確かに、誤作動や装着のズレ、清掃などの課題も残っています。
でも、AIセンサーや安全機構は年々進化していて、安心して使えるよう改良が続いています。

つまり、「機械に頼る」ではなく、
**「機械と人が一緒に支える」**時代が来ているのだと思います。


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💬 現場の声から見えたこと

介護の現場では、まだこの機器を見たことがない人も多いです。
私自身、介護職ですが、存在を知ったのは最近のこと。
看護師の娘でさえ知らず、驚いていました。

これは技術の問題ではなく、「情報が届いていない」だけなのかもしれません。
知っていれば、選択肢が広がる。
知らなければ、選べない。
だからこそ、私はこの記事を書こうと思いました。

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🌱 これからの介護を“守る”ために

排泄ケアは、命の尊厳と深くつながっています。
夜、安心して眠れること。
介護者も笑顔で過ごせること。
そのどちらも、「守る」ために欠かせない要素です。

AIや機械は冷たいように見えて、実は「人を楽にするため」に生まれた道具。
だから、“人が替える時代”から“人を守る時代”へ――
それが、この技術の本当の意味だと思います。

📌 著者のひとこと
介護って、技術だけじゃない。
思いやりと工夫の積み重ねだと思っています。
この機器を通して、誰かの「ゆっくり寝たい」が叶いますように。

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📚 出典

📎 参考資料

※かつては「マインレット夢」などの機器も存在しましたが、現在は公式情報が確認できません。

⚠️ ご注意(2025年時点)

当サイトでは 介護・終活・防災・デジタル などに関する情報を提供していますが、 法制度・手続き・サービス仕様は変更される場合があります。必ずご自身でも最新の公式情報をご確認いただき、 必要に応じて専門機関へご相談ください。

特に防災は 気象庁・内閣府 などの公式発表を、デジタルは Google・Microsoft など提供元の公式情報を、 手続きや保険は 各自治体・各保険会社 の公式サイトをご確認ください。

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