介護の記録を残しているつもりでも、
「あれ、どこに入れたっけ?」と迷ったことはありませんか。
※免責とご注意
本記事は公式情報をもとに、執筆者の経験や調査を加えてまとめています。法制度・サービス・仕様などは変更される場合があります。必ず最新の公式情報をご確認ください。
このページは、
すでに【介護ファイル名メーカー】を使ったあとで、
「なぜ、あの形なのか」を言葉で補足するための記事です。
使い方の説明ではありません。
むしろ、迷った経験や、うまく引き継げなかった実感から、
このツールが生まれた理由を書いています。
ファイル名が整っていないと起きたこと
介護の記録は、ちゃんと残している「つもり」でした。
通院の書類、サービスの説明、ちょっとしたメモ。
フォルダも作って、分類もした。
それでも、必要なときにすぐ出てこない。
「たしかこの辺にあったはず」
「名前は見覚えがあるけど、中身が違う」
そんなことが何度も起きました。
一番困ったのは、自分以外の人に説明するときです。
家族に聞かれても、すぐに見せられない。
病院や事業所に確認されても、探すところから始まる。
そのたびに、
“ちゃんと残しているのに、使えない”
そんな感覚が積み重なっていきました。
介護ファイル名の付け方|なぜこの順番・この項目にしたのか
そこで考えたのが、
「ファイル名を見ただけで、中身が想像できる形」です。
最初に日付を置いたのは、
介護の記録は時系列で追えないと意味が薄れるから。
あとから並び替えなくて済むように、最初に来る設計にしました。
次に、名前や関係者。
これは“誰の記録か”を一瞬で判断するためです。
フォルダを開かなくても分かることが大事でした。
用途や状態を入れているのも理由があります。
体調なのか、手続きなのか、重要なのか。
ファイル名の段階で分かれば、
開く前に判断できます。
この順番は、
「きれいに整理する」ためではありません。
疲れているときでも、
迷わず使えるようにするための順番です。
介護の記録は、誰かに引き継がれる前提で考える
介護の記録は、
最初から誰かに引き継がれる前提で考える必要があります。
ずっと自分ひとりで見るなら、
多少分かりにくくても何とかなります。
でも現実には、
家族、病院、事業所、担当者が途中で変わる。
そのとき、
説明の代わりになるのがファイル名です。
「これは何の記録か」
「どの時点のものか」
「今、重要なのか」
それがファイル名で伝われば、
引き継ぎはずっと楽になります。
この介護ファイル名メーカーは、
整理のためのツールではありません。
誰かに渡すための“翻訳装置”として作っています。
さいごに
ここまで読んで、
「たしかに、引き継ぐ前提で考えていなかったかも」
と思ったら、それで十分です。
介護ファイル名メーカーは、
完璧に整理するためのツールではありません。
迷わないため、そして誰かに渡すための補助線です。


介護福祉士として13年。防災や終活にも関心あり。
在宅ワークを目指して、パソコン奮闘中の「さっちん」です!


