カテゴリ

筆者アイコン

在宅介護と災害への備えについて、
やさしく実用的な情報を発信中。

テスト表示123

介護・防災・終活をやさしく伝えるさっちんとチャット先生の筆者アイコン

介護福祉士として13年。防災や終活にも関心あり。
在宅ワークを目指して、パソコン奮闘中の「さっちん」です!
AIナビゲーターのチャット先生と一緒に、
暮らしや手続きの“わかりにくい”を“わかる”に変えていきます。

「とらみてーるむ」は、スペイン語の 「tramitar(トラミール)」=手続きする という言葉をもとに作った名前です。
制度のことも、暮らしの中のやり方も、“人生の手続き”としてわかりやすくお届けしていきます

プロフィールを見る

最近の投稿

🐾 ペット避難まとめ|大切な家族を守るためにできること

高齢者とペットの避難は、“命と暮らしを守る”ために欠かせない準備です。
災害時には「人だけ」でなく「ペットの命を守る備え」も必要になります。
特に高齢者世帯や子どもがいる家庭、多頭飼いの場合は、避難のハードルが高くなるため、ペット避難の準備と心構えを事前に整えておくことが大切です。

※免責とご注意
本記事は公式情報をもとに、執筆者の経験や調査を加えてまとめています。法制度・サービス・仕様などは変更される場合があります。必ず最新の公式情報をご確認ください。

ペット避難の基本

犬の避難用グッズと保健所の手帳|ペット防災に必要な持ち物
  • キャリーケースやケージの準備
  • リード・首輪・迷子札
  • フード・水(最低3日〜1週間分)
  • ペットシーツ・猫砂などトイレ用品
  • ワクチン接種証明書や健康手帳

高齢者とペットの避難|自治体ごとの対応の違いペットと一緒に避難できる?自治体ごとの対応の違い

「ペット同行避難」という言葉は広がってきていますが、実際の対応は自治体ごとに大きく異なります。
たとえば、ある市ではペット同伴スペースが屋内に用意される一方で、別の市では屋外や別室に分けられる場合もあります。
特に高齢者世帯では、屋外スペースだと体力的・健康的に大きな負担となることがあります。
だからこそ、地域のルールを事前に確認し、ペットと高齢者の命を守る準備をしておくことが欠かせません。

実践ポイント

  • 市区町村の「防災ガイド」「動物避難マニュアル」を確認
  • 検索例:「明石市 ペット同行避難」
  • 自治体によって対応が大きく違うことを前提に備える

ケース別ペット避難

高齢者とペットの避難で直面する課題

特に介護中の家庭では、ペット避難はより慎重に考える必要があります。
なぜなら、抱っこやケージの持ち運びが難しいこと、鳴き声や排泄に周囲が敏感になること、さらに避難中の体調変化への不安など、現実的で深刻な課題が多いからです。
しかし、事前に準備や役割分担を決めておけば、ペットと高齢者の命を守りながら安心して避難できる可能性が高まります。

備えポイント

  • 誰がペットを連れて移動するかを事前に決める
  • 福祉避難所に受け入れ可か問い合わせておく
  • ケアマネージャーや訪問介護ヘルパーにも情報共有する

子どもとペットを守る避難の工夫

幼児や小さな子どもがいる家庭では、子どもの世話とペットの世話が重なり、大人に大きな負担がかかります。
そのため、避難所では鳴き声や衛生トラブルを防ぐ工夫が欠かせません。
たとえば、子どもの遊び道具やおもちゃを持参して気を紛らわせたり、ペット用トイレを準備して周囲への配慮を徹底することが、結果的に家族全員の安心を守ることにつながります。

多頭飼いのペットを守る避難準備

災害時に高齢者がペットと避難し、多頭飼いの犬や猫と一緒に過ごす様子

犬や猫を複数飼っている家庭では、避難時の負担が一層大きくなります。
なぜなら、避難所は「1世帯=1スペース」と決められていることが多いため、全頭を収容できないケースもあるからです。
そのため、事前に複数の避難先や運搬方法を考えておくことが大切です。

多頭飼いチェックリスト

  • 頭数分のキャリー・ケージを用意
  • フードと水は1匹あたり3〜7日分 ×頭数
  • 避難所で収容できない場合に備え、ペットホテルや知人宅も候補に
  • キャスター付きキャリー、折り畳みケージ、リュック型キャリーで運搬を工夫

👉 避難所生活に必要な物をまとめたチェックリストはこちらも参考になります。

避難所でのトラブルを減らし安心を守る工夫

災害時に避難所へ入ると、他のペットや人と近い距離で過ごすため、環境ストレスが大きくなります。
その影響で、鳴き声・排泄・発情期の行動などがトラブルにつながることもあります。
一方で、普段からのしつけに加え、避妊・去勢手術を検討することで落ち着きやすくなるケースもあります。
ただし、最終的な判断は飼い主の考えや獣医師の助言に基づいて行いましょう。
こうした工夫が、避難所での安心を守ることにつながります。

👉 高齢者や要介護の家族がいる場合、避難先でのトイレ問題も課題になります。

災害時、高齢者とペットが一緒に避難するときの忘れがちな備え

  • 常用薬・お薬手帳のコピー(+投薬スケジュール)
  • ペットと一緒に避難できる施設リスト(自治体HP・動物愛護センターを調べて印刷)
  • 排泄グッズ(大人用おむつ・便座カバー・使い捨ておしりふき)
  • 介護用ネームタグ・情報カード(認知症や持病ありの場合)
  • 耳栓・アイマスク(騒がしい避難所での不眠対策)
  • 滑り止め手袋・使い捨て手袋・手指消毒などの介助用品
  • 癒しグッズ(ぬいぐるみ・香り袋など、精神的な安定に役立つもの)

エンディングノートにペットのことを書いて命を守る

もし飼い主に万一のことがあった場合、ペットの行き先が決まっていないと大きな混乱につながります。
だからこそ、エンディングノートにペットの情報を記録しておくことが大切です。
性格・健康状態・かかりつけ病院・誰に託すかなどをあらかじめ書いておけば、家族や周囲の人が安心して引き継げます。
この準備は、ペットの命と暮らしを守ることにつながります。

ペット葬と心のケアで家族の気持ちを守る

災害時にペットと高齢者が避難する中、飼い主が犬に「ありがとう」と伝える最期のシーン

災害や病気でペットを亡くすケースも想定しておくことで、突然の事態にも落ち着いて対応しやすくなります。
そのため、ペット葬や火葬の方法をあらかじめ調べておくことは、飼い主や家族の心の支えになります。

心のケアについて

大切なペットを失ったときに感じる「ペットロス」は、誰にとっても自然な感情です。
だからこそ、避難生活の中でも気持ちを共有したり、供養を通じて心を整理することが大切です。
また、必要に応じて動物愛護団体や相談窓口などの支援を利用することが、心を守る手助けになります。

🌸著者の気づき・体験から

実際に「ペットと一緒に避難すること」を想像してみました。
キャリーに入れようとしたら嫌がって鳴いてしまう、荷物と一緒に抱えるととても重い、避難所で周囲の視線が気になる…。
つまり、頭の中でシミュレーションするだけでも準備不足に気づかされました。

特に介護中の家族がいる家庭では、「誰がペットを運ぶのか」をあらかじめ決めておくだけでも安心につながります。
たとえ実際の体験がなくても、「もし災害が起きたら」と想像すること自体が、大事な備えになると強く感じました。

ペットも人と同じ大切な家族です。だからこそ、いざという時に慌てないように想像力を働かせ、日常の中で少しずつ準備を整えておきたいですね。
その積み重ねが、ペットと人の命を守ることにつながります。

まとめ

ペットは大切な家族です。だからこそ、災害時も人と同じように「命を守る準備」が欠かせません。
基本の備えに加えて、高齢者・子ども・多頭飼いなどケースごとの工夫を考えることで、安心して避難できる可能性が高まります。

また、忘れがちな薬や排泄グッズ、情報カード、癒しグッズも大切な備えです。
さらに、エンディングノートやペット葬・心のケアを考えておくことは、家族全員の安心を守る支えになります。

結局のところ、「もしものとき、うちの子をどう守るか」を想像することが最初の一歩です。
今日から少しずつ準備を進めていけば、大切な家族と共に、より安心できる避難を実現できるでしょう。

👉 在宅介護をされているご家庭では、ペットと一緒の避難が必要になる場合もあります。
ペットの具体的な内容は含まれていませんが、在宅介護の防災準備全般としてご覧いただけます。

在宅介護 × 防災|高齢者が避難する時に必要な準備と支援
在宅介護中の高齢者が安心して避難できるよう、防災準備のポイントと支援の工夫を解説。避難準備チェックリスト付き!

📚 参考・出典
内閣府「高齢者の転倒予防ガイド」 https://www8.cao.go.jp/kourei/
東京都防災「避難所運営マニュアル」 https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/
エステー「介護空間の複合臭に関する調査」 https://products.st-c.co.jp/plus/question/10212/
ケアニュース「ポータブルトイレの臭い対策」 https://www.care-news.jp/

⚠️ ご注意(2025年時点)

当サイトでは 介護・終活・防災・デジタル・個人サロン運営 などに関する情報を提供していますが、 法制度・手続き・サービス仕様は変更される場合があります。必ずご自身でも最新の公式情報をご確認いただき、 必要に応じて専門機関へご相談ください。

特に防災は 気象庁・内閣府 などの公式発表を、デジタルは Google・Microsoft など提供元の公式情報を、 手続きや保険は 各自治体・各保険会社 の公式サイトをご確認ください。

未来に残すノート
シェアする
さっちんをフォローする
タイトルとURLをコピーしました
介護・防災・終活をやさしく伝えるさっちんとチャット先生の筆者アイコン

介護福祉士として13年。防災や終活にも関心あり。
在宅ワークを目指して、パソコン奮闘中の「さっちん」です!
AIナビゲーターのチャット先生と一緒に、
暮らしや手続きの“わかりにくい”を“わかる”に変えていきます。

「とらみてーるむ」は、スペイン語の 「tramitar(トラミール)」=手続きする という言葉をもとに作った名前です。
制度のことも、暮らしの中のやり方も、“人生の手続き”としてわかりやすくお届けしていきます

プロフィールを見る