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介護福祉士として13年。防災や終活にも関心あり。
在宅ワークを目指して、パソコン奮闘中の「さっちん」です!
AIナビゲーターのチャット先生と一緒に、
暮らしや手続きの“わかりにくい”を“わかる”に変えていきます。

「とらみてーるむ」は、スペイン語の 「tramitar(トラミール)」=手続きする という言葉をもとに作った名前です。
制度のことも、暮らしの中のやり方も、“人生の手続き”としてわかりやすくお届けしていきます

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AI入浴とは?|人間洗濯機の進化と、介護の負担を軽くする未来技術

このブログは「在宅介護での安心と生活を守るサイト」です。
今回は「AI入浴(ミライ人間洗濯機)」について解説します。

※免責とご注意

本記事は公式情報をもとに、執筆者の経験や調査を加えてまとめています。法制度・サービス・仕様などは変更される場合があります。必ず最新の公式情報をご確認ください。

私は介護の現場に入って13年。
入浴介助ほど、介護する人・される人の両方に負担がかかる場面は少なくないと感じています。
だからこそ、入浴を楽にしてくれる“未来の技術”に期待してしまうのです。

私の体験:最初に待っていたのは「入浴介助の壁」

私の体験:最初に待っていたのは「入浴介助の壁」

子どもの頃は、銭湯に通うのが当たり前の時代に育ちました。
家庭にお風呂があるだけで、少し特別に感じられる時代です。

そして大人になり、介護の世界へ。
経験が浅かった私は、まずは毎日が入浴介助でした。

  • 体重の重い利用者さん
  • 首から下が動かない方
  • ケガをさせてはいけない緊張
  • 腰にずっしり響く負担

まさに必死のパッチ。(関西在住)
正直、介護の「やりがい」が霞むほどの重労働でした。

さらに、介助を受ける側の方が毎回「ごめんね」と謝り続ける姿。
思い出すたびに胸が痛くなります。

だから私は思うのです。
お互いが少しでも楽になれる未来がほしい。

その希望のひとつが “AI入浴”。

さっちん
さっちん

ホントに今すぐ現場に欲しい。

チャット先生
チャット先生

AI入浴について私が詳しく説明します。

AI入浴とは?|人間洗濯機の進化版

AI入浴のカプセル型人間洗濯機に入っているトラを描いた未来的な入浴イラスト

1970年万博の「人間洗濯機」

1970年万博の「人間洗濯機」

かつて大阪万博で展示された「ウルトラソニックバス」。
超音波の力で洗浄し、乾燥まで行う全自動入浴装置でした。

・松下電器(現パナソニック)が開発
・超音波の気泡で体を洗浄
・洗浄→すすぎ→乾燥まで全自動
・展示後は介護向けに改良されたモデルも登場

「未来の入浴」として大きな話題になりました。

さっちん
さっちん

55年前から、人は“楽に入れるお風呂”を求めてたんだね。

1970年と2025年の比較

【1970年|ウルトラソニックバス】

  • 未来型の自動洗浄装置として展示
  • 超音波で洗浄
  • 全自動処理(洗浄〜乾燥)

【2025年|ミライ人間洗濯機(構想・展示内容)】
一部で“AI見守り”が期待されているが、詳細は未確定の部分が多い
株式会社サイエンスがファインバブル技術を応用
カプセル型の入浴装置として展示予定
ファインバブルで全身洗浄を行う仕組み

音・光・映像によるリラクゼーション空間を提供するコンセプト

2025年 EXPO 2025 で披露された未来モデル

2025年に開催された大阪・関西万博の展示エリアでは、未来の入浴体験を体現する“ミライ人間洗濯機”の試作モデルが披露されました。
この装置では、ファインバブルを用いたやさしい洗浄に加え、利用者の体調データ(例:脈拍や体温など)をセンサーで読み取り、その日の体に合わせて音楽・映像・照明を自動でカスタマイズするというコンセプトが紹介されています(出典:万博公式サイト)。
介護の現場では「安全・尊厳・自立支援」という課題があり、このような展示は“介護×入浴支援”の方向性を明確に示したものとして注目されました。
ただし、現在は実用化段階ではなく、あくまで“展示モデル・構想段階”であることに留意してください。

さっちん
さっちん

万博で実物が披露されたなんて…!ほんまに“未来”が来てるんやね。

AI入浴がもたらす介護へのメリット

介護者の負担軽減

  • 持ち上げ・体位保持などの重労働が減る
  • 腰痛リスクの低下
  • 入浴中の見守り負担が軽くなる

介助される側の尊厳を守る

  • 裸を見られる恥ずかしさの軽減
  • 「少しでも自分でできる」感覚につながる
  • 心身ともに安心できる入浴体験
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入浴事故の予防(AIの生体データ解析)

センサー技術により、以下のような変化を検知できる未来が期待されます。

  • 心拍の変化
  • 体温の急上昇
  • ヒートショックの予兆

こうした見守りは、高齢者の入浴事故予防に役立ちます。

人間洗濯機に入った子トラを外から母トラが静かに見守る様子を描いたAI入浴イラスト

AI入浴の将来性

今すぐすべての家庭や施設に導入できるわけではありません。
しかし「未来の入浴の方向性」を示しているのは確かです。

  • ひとりで安心して入れる入浴の実現
  • 安全なデータ管理
  • 見守りと癒しの両立
  • 介護負担の軽減

AI入浴は、介護の未来を少しずつ変えていく “スタートライン” に立っています。

チャット先生
チャット先生

AI入浴は、介護を安全に進めるための新しい基盤です。ここから未来の入浴技術が広がっていきます。

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まとめ

AI入浴は、介護の現場で大きな負担になっている入浴介助を、少しずつ軽くしてくれる可能性があります。
ファインバブルの洗浄技術やセンサーの見守りなど、すでに実用化されている部分もあります。

完全に自動化される未来はまだ先ですが、
「安全」「尊厳」「疲労軽減」に向けた技術は確実に進んでいます。

これからの入浴は、体を洗うだけではなく、
心の負担を減らすための“支援技術” として進化していくはずです。

🌸著者の一言
介護の現場にいた私は、入浴介助が大変すぎて「もう無理だ…」と思ったことも何度もあります。
AIがすべてを代わりにする必要はありません。
でも、少し負担が減るだけで、人も心も軽くなる。
介護する側も、介助される側も、お互いが気持ちよく過ごせる未来が楽しみです。

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   【出典】

⚠️ ご注意(2025年時点)

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