「リンク先が変わったから新しいページに案内したい…」
「古いページにアクセスされたら、自動で新しいページに飛ばしたい…」
そんな時に役立つのが**WordPressの無料プラグイン「Redirection」**で
注意ポイント(最初に知っておきたいこと)
WordPressでは、「公開」した瞬間にそのページのURLが有効化されます。
たとえ数秒後にゴミ箱へ入れても、リンクを知っている人がアクセスすれば404エラーになります。
「試しに公開→すぐ削除」でも同じ。
この404エラーを放置すると、ユーザーが離脱する原因になります。
だからこそ、Redirectionを使って新しいURLへ自動で誘導してあげるのが大事なんです。

えっ!? ページって公開ボタン押した瞬間からもう“世の中に出てる”の!?
すぐゴミ箱に入れたのに、アクセスされたら404になるなんて知らなかった…!
Redirectionプラグインとは?404対策にも使える便利ツール
Redirectionは、WordPressで「ページの引っ越し」を簡単にできる無料プラグインです。
- コード不要で301/302リダイレクトを設定可能
- アクセスがあった404エラーのURLを記録してくれる
- 404エラーを見つけたら、そのまま新URLへ誘導できる
💡 豆知識
「リダイレクト」とは、古いURLにアクセスした人を自動で新しいURLに移動させることです。
Redirectionプラグインの用語解説|404・301・302の違い

今日は“呪文みたいな数字”の正体を暴きますよ〜。
301?302?そして悪名高き404!
これを覚えれば、ページのお引っ越しも迷子も怖くないです!
用語 | 意味 |
---|---|
301リダイレクト | 恒久的な移動。SEO評価も引き継がれる。URL変更やページ移転時に使用 |
302リダイレクト | 一時的な移動。SEO評価は引き継がない |
404エラー | ページが存在しない時に出るエラー |
自己転送 | 同じURL→同じURLに設定してしまうミス(意味がない) |
Redirectionプラグインの使い方|基本設定手順
- WordPress管理画面 → ツール → Redirection
(初回はセットアップ画面が出ます。案内に沿って「完了」まで進めばOK) - 「新規追加」をクリック
- ソースURL(古いURL)を入力
- ターゲットURL(新しいURL)を入力
- グループはそのままでOK(デフォルトの「Redirections」)
- 保存ボタンを押す
⚠ 注意
- ソースURLとターゲットURLは必ず別のページにする
- 入力はURLのドメイン以降の部分だけでOK(例:
/old-page/
)

404エラー画面の活用方法とリダイレクト設定
Redirectionには「404」タブがあります。
ここを見ると「どのURLにアクセスがあったけどページがないのか」がわかります。
使い方の例
- よくアクセスされている古いURLを見つけたら、そのまま新ページへ転送設定
- 404のまま放置すると、ユーザーはページを離脱してしまう
私の失敗談|転送ルールを削除して404になった話
私は設定中にうっかり転送ルールを削除してしまいました。
その結果、旧URLにアクセスするとすべて404エラー…。
しかも自己転送の設定をしてしまい、意味のないリダイレクトも発生。
この経験から学んだのは…
- 設定は少なめが安全(不要なものは入れない)
- 消してしまったら、そのURLをもう一度設定しないと404になる
- 大事な転送ルールはメモしておく
📝 リダイレクト設定後のキャッシュ削除チェックリスト
リダイレクトを設定したのに記事が表示されない…
そんなときは、誤設定だけでなくキャッシュの影響も疑いましょう。
ここでは、設定後に必ず実施しておくと安心なチェック項目をまとめました。
① Redirection設定の確認
- ソースURLとターゲットURLが正しいか再チェック
※/category/
のような広すぎるパターンは使わない - 正規表現(regex)は不要ならOFF
- 「404」タブで間違った転送やURLの揺れがないか確認
② WordPress内部の更新
- 設定 → パーマリンク → 変更を保存(何も変えずに保存)
→.htaccess
のリライトルールが再生成されます - 該当記事ページが「公開」になっているか確認
- ゴミ箱内に同じスラッグのページが残っていないか確認
③ ブラウザキャッシュの削除
- 該当ページを開いた状態でハード再読込(
Ctrl + F5
/Cmd + Shift + R
) - ブラウザ設定から「キャッシュされた画像とファイル」を削除(期間=全期間)
- シークレットウィンドウで再確認
④ サーバー・プラグインのキャッシュ削除
- Cocoon高速化キャッシュ削除(または一時OFF→ON)
- サーバーキャッシュ削除(例:Xserver → サーバーパネル → キャッシュ削除)
- CDN(Cloudflare等)使用時は「Purge Cache(全消去)」
- キャッシュ系プラグイン(W3TC・WP Fastest Cache等)の全削除ボタン実行
⑤ 最終確認
- 通常タブでURLを直打ちして表示確認
- 別ブラウザ・スマホでも表示確認
- 内部リンク・メニューリンクが全て正しいURLになっているかチェック
💡 ワンポイント
- 「シークレットでOKなのに通常でNG」はキャッシュが残っているサインです
- 設定変更直後は「キャッシュ削除 → 表示確認」をワンセットに
/category/
や広すぎる転送設定は避け、ピンポイントURLで転送する
【おまけ1】可愛い404ページを作ってみたら…
Redirectionで404エラーのURLが分かるようになったら、
404ページそのものを自分らしくカスタマイズしてみるのもおすすめです。
私はブログの世界観に合わせて、虎キャラ入りの可愛い404ページを作りました。
無機質なエラーメッセージよりも、見た人がクスッと笑える方が、離脱を防げる気がします。
こんな工夫をしました
- キャラクターやアイコンを配置
- 誘導文を追加(「トップページへ戻る」など)
- 背景やフォントをブログデザインに統一

404ページはエラーじゃなく、“読者との再会チャンス”ですよ!
最初はうまく表示されなかった失敗談
- 原因:テーマのデフォルト404テンプレートが優先されていた
- 原因:キャッシュが残って反映されなかった
解決策
今回404ページもカスタマイズしたのですが、これがもう大変!
CSSが効かない地獄から抜け出した実録記事はこちら👇
→ 初心者がチャット先生と作った!Cocoon404ページ改造の全記録(執筆中)
【おまけ2】スラッグ失敗でリダイレクト実践!
今回404ページを作っている最中に、うっかり記事のURLスラッグを日本語のまま公開してしまいました…。
日本語スラッグは見た目も長くなり、SNSや検索でも分かりにくいので、英数字スラッグ(wordpress_redirection)に変更。
その際にRedirectionを使って、旧URLから新URLへ301リダイレクト設定しました。
これで、以前の日本語URLをブックマークしていた方や検索から訪れた方も、エラーなく新しいページへ移動できます。
詳しい手順や設定方法は、こちらの記事で解説しています。(執筆中)
まとめ|Redirectionプラグインで404エラーを防ぎ、ユーザー離脱を減らす
- 301リダイレクトは恒久的な移動に使う
- 404タブは宝の山。古いURLを新ページに誘導できる
- 転送ルールは必要最低限にして、自己転送は避ける
- 消したら即404になるので、削除は慎重に!
参考リンク

介護福祉士として13年。防災や終活にも関心あり。
在宅ワークを目指して、パソコン奮闘中の「さっちん」です!